記事の更新が久しぶりになってしまいました。
記事の日付は、過去に遡ることがありますが、実質は、6月以降で初めての更新です。実に4ヶ月ぶりです(汗)。
最近、WordPress3.0の新デフォルトテーマ「Twenty Ten」をベースに、子テーマを作る機会が増えてきたので、Twenty Tenをベースにした子テーマについて、書きたいと思います。
なお、このブログもTwenty Tenの子テーマで、テーマを作成しています。
子テーマについて
まず、「子テーマって何?」という人もいると思います。
子テーマ – WordPress Codex 日本語版を見ると、
「WordPressの子テーマとは、別のテーマ(親テーマ)の機能を継承し、その機能にさらに機能を追加したりその機能を調整したりすることのできるテーマです。 」
と書かれています。
私の認識としては、基本とするWordPressテーマを決めて、必要なphpファイルだけ上書きする、というイメージです。
WordPressの子テーマを作る際に、どのテーマでも親テーマにすることができます。
しかしながら、その際に、WordPress3.0の新デフォルトテーマ「Twenty Ten」を親テーマにすれば、WordPressのデフォルトテーマということもあり、その後もテーマのバージョンが更新されるでしょうし、「Twenty Ten」にある機能を使うことができるので、便利だと、個人的には考えています。
参考までに、「Twenty Ten」のstyle.cssファイルのDescriptionには、以下のように書かれています通り、とても高機能です。
Description: WordPress のテーマ「2010」は、スタイリッシュで、カスタマイズ可能で、簡潔で、読みやすく — カスタムメニュー、ヘッダー画像、背景でサイトを作れます。Twenty Ten は6つのウィジェットエリア (サイドバーに2つ、フッターに4つ) と、アイキャッチ画像 (ギャラリー投稿のサムネイルと、投稿やページのカスタムヘッダー画像) に対応しています。印刷用、管理のビジュアルエディター用、”Asides” と “Gallery” カテゴリー用のスタイルシートが用意されています。また、サイドバーを取り去った1カラムのページのテンプレートもあります。
それでは、実際に、「子テーマ」の作り方について、ご説明します。
まず、WordPressの子テーマについては、
子テーマ – WordPress Codex 日本語版
という記事が、まず分かりやすいです。
WordPress Codex 日本語版は、もともとの原本である英語版wikiのWordPress Codexをボランティアによって日本語化しているwikiです。
アカウントを取得すれば誰でもWordPress Codex 日本語版を編集できるので、英語が得意な方は日本語翻訳すると、WordPressへの貢献になるとのことです。
WordPressの子テーマは、
wp-contentフォルダの階層にあるthemesフォルダの中に、テーマフォルダを作ることで実現できます。
ここまでは、通常のWordPressテーマを作る場合と同じです。
WordPressの子テーマの場合は、
まず、前提として、親テーマとなるテーマが、themesフォルダの中に存在していないといけません。
その上で、子テーマフォルダを、wp-contentフォルダの階層にあるthemesフォルダの中に作ります。
子テーマフォルダの名前は何でも構いません。これも通常のテーマの作り方と同じです。
子テーマフォルダに必ず必要なファイルは、style.cssファイルです。
style.cssファイルのヘッダー情報に、どのテーマを親テーマとして継承するかを記載します。
例えば、以下の通りです。
/*
Theme Name: wp3_child
Theme URI: http://wp3.jp/
Description: (子テーマ)WordPress のデフォルトテーマTwenty Ten 2010をベースにした子テーマ。
Author: khoshino
Author URI: http://wp3.jp/
Version: 1.0
Tags: black, blue, white, two-columns, fixed-width, custom-header, custom-background, threaded-comments, sticky-post, translation-ready, microformats, rtl-language-support, editor-style
Template: twentyten
*/
必須項目は、
Theme Nameと、Templateです。
Theme Nameには、子テーマ名を書きます。この例では、wp3_childとしました。
Templateには、親テーマのフォルダ名を書きます。この例では、WordPressの3系からデフォルトテーマになりました「Twenty Ten」を親テーマとしています。
http://ja.blog.wordpress.com/2010/04/27/new-theme-twenty-ten/
この親テーマのフォルダ名は、wp-contentフォルダの階層にあるthemesフォルダ内にある親テーマと同じ名前にしないといけません。
注意点としては、Templateは、大文字と小文字を区別しますので、例えば、「Twenty Ten」の場合は、
Template: Twenty Ten
と書いても反映されません。
Template: twentyten
と書く必要があります。
なお、どのようなテーマを親テーマにすることも出来ますから、継承するテーマを決めて、その一部を編集したい場合などに便利です。
例えば、複数のサイトをシリーズ化して作りたい場合で、色違いだけにしたい場合などは、直接テーマを書き換えるよりも、子テーマにした方が汎用性が高い印象があります。
これで、WordPress3.0の新デフォルトテーマ「Twenty Ten」をベースに子テーマにすることができました。
この後は、具体的に、子テーマを編集していくことになります。
その記事については、文章が長くなってしまうので、後日、別記事にしたいと思います。
最後に、この子テーマのフォルダを、wp-contentフォルダの階層にあるthemesフォルダの中にアップロードすれば、管理画面の「外観 > テーマ」に反映されます。
そのテーマを有効化することで、子テーマをサイトに反映させることができます。
[B!] WordPress3.0の新デフォルトテーマ「Twenty Ten」をベースに子テーマを作る方法(1) | WordPress(ワードプレス)コミュニティ http://wp3.jp/2010/10/20/child_themes1/
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